🟠お店に個人が合わせるのか

🟠個人にお店が合わせるのか

 

結論から言うと個人が
お店に合わせてもらいます。

 

私自身、勤めていた頃に例えば
お世話になっているサロンの社長に

 

・こうゆう経営をしてほしい

・機材、もっと高価なものがいいんですが

・こうゆうの嫌なんですけど

 

などいう打診をした事は一度もありません。

 

これを

 

言われた相手がどう思うか

 

容易に想像がつくからです。

『なぜ個人がお店に合わせるのか?』

その理由をお伝えしていきます。

決めるのは精通してる人

精通=隅々まで詳しく知っていること

です。

 

・物を導入する

・仕組みを作る

・方針を決める

 

これらは経営者が決めます。

スタッフの意見を取り入れないのは
経営者の方が精通しているからです。

スタッフは現場の事しか分かりませんが
経営者は現場も経営も財務も分かります。

 

全員とは言いませんが基本的に

経営者は1度その道を通ってきている

のです。

 

私もサロンの現場にたち

 

・理不尽や辛いこと

・いじめや暴力、無視等

・ハードなサロンワーク

 

こういった経験もしています。

 

例えばスタッフAさんが

「〇〇という機材/道具を導入したい」

と言い始めたとします。

スタッフからしてみれば

 

・〇〇の方がつかいやすいから

・〇〇の方がお客様も喜ぶから

 

こうゆう現場目線での理由で言うと思います。

ですが経営者からしたら

 

・全員が望むものか?

・壊れた時の負担は?

・つかう際の工数は?

・モノの劣化具合は?

 

という目線でも考えるわけです。

全員が望むものなのか

↑上記のようなクッション。

出してあげることで喜ぶお客様はいます。

ただ一方で

「触りたくない」

というお客様もいるわけです。

 

・ぬいぐるみ

・座布団

・使い回しの布製フェイス隠し

 

などこういったものに関しては
精査して導入するかどうかを決めます。

壊れた時の負担

負担というのは私(経営者)の話ではなく
スタッフに対してです。

物は取り扱っていれば壊れる可能性があります。

悪気なく壊した時に間違いなくスタッフは
責任(負担)を感じてしまうでしょう。

 

少なくとも私の場合はそうだったので

「壊したので弁償します」

と当時の社長に頭を下げました。

 

スタッフが

 

・負担になる要素を減らす

・トラブルの種を作らない

 

このような観点です。

つかう際の工数

・初めての人が覚えやすいように

・接客中でも考えやすいように

・薬剤の調合を限りなく少なく
(キャップの開け閉め)

使う際の工数は考える視点の一つです。

何かを選ぶ際、選択肢が2つより
5つの方が選び間違いが増えます。

 

結果お客様に対してのエラー確率が上がるのです。

 

また” 物 ”には基本的に置き場が必要です。

例えばワゴンの上・・・。

「忙しくなってくるとワゴンが散らかって」

という経験一度はないでしょうか?

 

ものが少なければそもそも
散らかる事も少なくなります。

 

物を減らすこと=工数を少なくすること

 

につながります。

劣化具合

導入したものがどれくらいでダメになるか。

例えばビニールのイヤーキャップ。

簡易的な印象を与えるので
こちらは導入していません。

 

仮に使うとしても洗い続ければ
すぐ臭くなりますし劣化します。

劣化具合は考える要素の一つです。

 

材料は多ければ注文が
煩雑になりミスが起きやすくなります。

仮にストレートのお薬がうちみたいに
2つではなく8つあったとします。

 

こうなると組み合わせも膨大に。

 

仮にお客様を失敗したとします。

反省するための原因追求が薬が多いため
そのための原因探しも増えてしまうのです。

多面的に考えれるのは精通しているから

上記のように経営者の方が
多面的に考えることができます。

 

多面的=たくさんの側面から対象をとらえる

という意味です。

 

多面的に見れるのは精通してるからです。

 

次から次へとサービスや物を入れる
考え方は非常に安易で簡単です。

 

・ネイルもやろう
・エクステもやろう
・ドリンク増やそう
・〇〇機材入れよう
こういったものは別に
考えなくても増やせます。

 

逆に

 

🟠やらないこと

🟠使わないもの

 

を決める方が何倍も難しいのです。

 

そして多くの美容室はそれができません。

 

経営に迷うサロンは不安から
あらゆることを増やしがちです。

迷うことであれもこれも
手を出したがるのです。

メニューを3つにした理由

メニューが3つなのは専門性を高める為です。

 

狭く深く・・・

 

中小企業はこれが
事業戦略でなくてはなりません。

人はラーメンを食べるなら

普通のラーメン屋の味噌ラーメン

より

味噌ラーメン専門店の味噌ラーメン

 

が食べたいのです。

 

それなのに美容室経営者は
メニューを絞れません。

 

なぜか?

 

自信がないのと欲張る気持ちがあるからです。

 

「メニュー多い方がお客様を拾える」

「アップを拾えば利益になる」

 

こんなところでしょうか?

ただメニューが多いことでスタッフに
様々な弊害が起きると考えています。

1、スタッフの習得量の増加

メニューが多ければ覚えることが増えます。

↑決して誹謗中傷したいのでなく議題の資料としてあげているだけです

↑はよくある一般的な美容室のメニューですが

メニューが多すぎるんです。

・オッジィオットTR

・3STEPトリートメント

・TOKIOトリートメント

・高濃度炭酸泉スパ付3stepTR

 

一部を切り取っていますが他の
トリートメントもメニューにありました。

トリートメントだけで5種類です。

これスタッフは覚える際どうでしょうか?

 

・うちのように1種類

・上記のように5種類

 

後者の方が工程、成分、作用

全てにおいて覚えることが増えます。

 

覚えることが増えれば

 

・ミスが増え指摘も増える

・覚えることが多いためデビューが遅くなる

・単純に疲れる

 

わけです。

2、違いを説明する必要が増える

「オッジィオットTRとTOKIOトリートメントの違いは何ですか?」

「高濃度炭酸泉スパは3STEPトリートメント以外につけれないんですか?」

 

メニューが多い事でこのような
質問もお客様からくるでしょう。

美容業界に従事している私が思うのですから
失礼ながら素人のお客様が思うのは必然です。

 

実際どう説明しているのか不明ですが
メニューに数千円の違いがあるため

 

10秒、20秒で説明できる話ではない

 

ことが推測できます。

下手したら人によっては
5分程かかるのではないでしょうか?

 

ここにカラー剤の違いを説明したら
もう5分+されます。

しかも薬剤の話は理解させるのに説明力が必要。

 

5分説明して

 

「何言っているかわからない」

 

とお客様が思うこともあるでしょう。

3、工数の増加

私が勤めてた時、工数が多くスタッフの
労働が多すぎる事を問題提起していました。

 

例えば補充をする時のことを
AとBで考えていきましょう。

補充する際は

” ボトルをキレイに洗って詰める ”

わけです。

 

A=1本洗って詰める=1分

B=5本洗って詰める=5分

 

仮に毎日洗って詰めるとしたら

 

A=1分×30日=30分

B=5分×30日=2時間半

 

なわけです。

これを年間で考えると

 

A=30分×12月=6時間

B=150分×12月=30時間

 

です。

 

細かいと思うかもしれません。

ただこういった一つ一つことが
スタッフの負担を減らすのです。

 

私が勤めていた時のサロンは
20本ぐらい補充がありました。

何でもできる=何でもできない

メニューが多いサロンは
何でもできる美容室です。

ただ思うんですが

” 何でもできる屋 ”

と言う店は

” 何にもできない屋 ”

だと思っています。

ちょっと語弊がありそうなので

 

”何も得意なものがない屋”

 

とでも言っておきましょう。

メニューが多ければ
お会計の計算も複雑になります。

暗算ぐらいの計算ですめば
電卓を叩く工数も減るわけです。

「いつでも対応できるように
アップの練習もたまにはしてください」

↑やるかどうかわからない事を
わざわざ練習したいでしょうか?

私が勤めていたサロンは朝9時オープン。

「明日、早朝のお客様がいるから
出勤7時半ね・・・」

これ平然と上司から言われていた言葉です。

朝早く来てアップのピンを
渡すために出勤させられる。

手当はつかない。

『何のための営業時間なの?』

『対応する人だけ出勤すれば良くない?』

『ピンぐらい自分で取れないのかな?』

 

こう思ってしまう気持ちがでるのは
自然な事なのではないでしょうか?

メニューを絞る理由は負担を減らし
利益を最大化させ給与に還元する為です。

決定=責任

経営者が意志決定するのは
その責任を経営者が背負うからです。

だからこそ従業員には与えていません。

「お客様のために〜」

という従業員の想いから最新の設備/薬剤
を導入したとしましょう。

 

ですがそれが想いとは逆に
お客様から不評だったとします。

しかも全く使い物にならない、なんなら
それが原因でトラブルにつながったとします。

 

さてこの責任は誰が取るのでしょうか?

 

「君が良いって言ったから導入したんだぞ」
とスタッフに転換しても良いと思いますか?

 

私の答えはNOです。

 

そんな事は言いませんし責任は負わせません。

 

この場合その責任は当然経営者が取るのです、
決定をする分その責任を負うのは経営者です。

 

それぞれの分野で言えば私より
精通した人間はたくさんいるでしょう。

・私よりカットが上手な人
・私よりカラーが得意な人
・私よりケミカルが詳しい人
・私より接客が得意な人
・私より顧客心理に精通してる人
ただ総合的に1番精通しているのは私で
そうゆう人間が意思決定している訳です。

 

大変おこがましいですが

美容師歴10年以上

売上は150万以上で

リピート率95%をキープ

10年以上も現場に立っていて

およそ300サロンを実際に調査し

500万以上の学びを自己投資しつつ

NPO、サロン経営、物販事業、サロンコンサル

 

等をしている私が決めているのです。

何の苦労もなく現場に立ったことすらない人間が
あれこれ皆さんに指示してる訳ではありません。

意思決定のスピード

アナタの以前の会社は
会議を設けたでしょうか?

もしあったのであればそれを
思い出してみてください。

 

・読み切れないような資料が配られる
・やたらに大勢の人が会議に出席
・一言も発しない人がいる
・こっそりと内職をしてる人がいる
・ラインの連絡で済むような報告ばかり
・ダラダラと長引き時間内に終わらない
・発言するのは偉い人たちか、一部の人

↑にもかかわらず何も決まらずに次に持ち越し。

 

「 これ意味あるんですか?? 」

「 また来月もこれをやるのか 」

 

これではこう思うのも無理もない話です。

私の経験上

 

「遠慮なく意見して頂いてかまいません」

「どなたか、いかがでしょうか?」

 

これで全員の意見は出てこないですし結局
お通夜のような状況になっておしまいです。

 

『 精通すべき人が意思決定をして
納得のいく答え用意し全員に示す 』

 

こういった考えです。

不備を言い出したらキリがない

このマニュアルも含めそもそも完璧に
整備できていると言う考えはありません。

 

もちろん私が絶対という考えもないです。

 

内装も道具も仕組みも給与も・・・

 

ただ不備を言い出したらキリがない、
上司に意見を言うのがダメとは言いません。

でも言うなら愚痴をこぼすように
伝えるのではなく

 

” 配慮した建設的な言い方 ”

 

があると思ってます。

言うのも難しいと思います。

ですが断ったり説得することは
それ以上に難しいのです。

 

予算やスペースには限りがありますしそれらを理解した上で言葉遣いを選んでください。

「こんなこと平気で言えてしまうんだ・・・」

こう思われないように。

 

🟠皆が給与を受け取れるよう

🟠人間関係が悩まぬよう

 

方向性を決める為に経営者がいるわけで
意向に納得できないのであれば

 

自分でお店を開いてください。

 

以上の理由から個人(経営の素人)に
お店が合わせることは一切していません。